試作機のご紹介:(押出機の概要)
目次
- 試作機(押出機)のご紹介
- 押出機のパーツご紹介
- まとめ
1.試作機のご紹介
ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジーの試作機は、ペレット状のプラスチックをフィルムやシートにする機械です。この機械の特長は単層~3種5層まで、多岐にわたる構成のフィルムが作れる事です。当部署ではこの試作機を使い自社向けのフィルム・シートの開発や他社のフィルム開発のサポートをしています。
2.押出機のパーツご紹介
■全体イメージ
試作機(押出機)は【①ホッパー ②バレルとスクリュー ③ダイス ④巻取機】の主要パーツによって構成されています。
①ホッパー
フィルムやシートの製造工程において、ペレット状のプラスチックを連続的に➁バレル/スクリューへ供給するためのパーツで押出機の原料供給口に取付けられています。
②バレル/スクリュー
バレルとは、ペレット状のプラスチックを溶融・加熱にする装置で、回転スクリューが内蔵されている筒の事を称しています。別名はシリンダーです。
バレルの挿入されているスクリューを回転させることで➀ホッパーから供給されたペレット状のプラスチックを移動させながら溶融・混錬していきます。
③ダイス(Tダイ)
バレル/スクリューによって溶融・混錬したペレット状のプラスチックをフィルムやシートの製造に特化した「Tダイ」を用い、溶融・混錬したプラスチックを横方向に広げながら押出しフィルム・シートの形にしていきます。
④巻取機
押出成形したフィルム・シートを自動もしくは半自動で巻取するための装置です。
最適な条件で良い状態のフィルムを巻き取るために巻取テンションを調整することもできます。
3.まとめ
これら①~④のパーツからなる設備を使いプラスチックペレットをフィルムやシートにします。全ての装置を並べると大きなサイズの装置となります。当部署ではこの設備を使用する作業を試作と称し、社内・外とコミュニケーションを行っています。